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コロナ禍でテイクアウトを始めるなら新たに許可は必要?前準備について

作成者: カミナシ編集部|2020.09.23

新型コロナウイルス感染症は、さまざまな業界に多大なる影響を与えています。飲食業界もその一つです。とにかく家にいることを求められ、外食する機会がめっきり減った人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、新たにテイクアウトを始めた店も少なくありません。しかし、テイクアウトを開始するにあたっては準備が必要です。この記事では、テイクアウトを始める際の許可や準備、成功させるコツを紹介します。

 

テイクアウト開始のために新たな許可は必要?

テイクアウトを開始するにあたって、新たな許可は必要なのか気になるのではないでしょうか。「今までテイクアウトでの営業をしたことがないのでよく分からない」という人に向けて説明します。

店内と同じ商品を売るなら不要

基本的に、店内と同じ商品を売る場合に新たな許可や届出は必要ないと判断されるケースが多いです。そのため、コロナ禍の影響でテイクアウトを始めた店も少なくありません。

 

ただし、アイスクリームやハムのような加工食品だけを売り出す場合は飲食店営業許可とは別の区分になるため、手続きが必要になるケースがあります。また、移動車や屋台にも同じことがいえるので注意しましょう。

管轄の保健所に問い合わせよう

細かいルールや条件は自治体によって異なるため、テイクアウトを始める前に管轄の保健所へ問い合わせをすると安心です。少し手間に感じるかもしれませんが、トラブルなくテイクアウトを始めるためには必要なステップといえるでしょう。

テイクアウトを始める前の準備

次に、テイクアウトを始める前にしておきたい準備について説明します。スムーズに問題なくテイクアウト事業を始めるためには、容器や配達エリア、顧客情報などについて考えないといけません。

専用の容器を用意する

まず、店舗営業のみだった店は、テイクアウト専用の容器を用意するところから始めることになります。丈夫さや価格、エコなどに考慮しつつ、料理に合わせた専用容器を探しましょう。

 

例えば、竹を使用したエコ弁当容器は50個で2,000円ほどで販売されています。その他、熱湯を入れることは可能か、コーティング加工はされているか、などをチェックしましょう。

配達するエリアを決める

テイクアウトやデリバリーを行うときは、どこまでのエリアに焦点を当てるか考えないといけません。注文を受けてから届けるシステムでも、30分から40分ほどで配達完了としたいところです。店の前で売っているところもよく見かけます。

顧客情報の扱い方について決める

デリバリーを始める際は、配達住所や氏名、電話番号を知ることになります。この顧客情報は漏えいすることのないように厳重に取り扱わないといけません。

 

また、今後の売上アップに役立つ大切な情報でもあるので、有効活用したいところです。顧客情報の取り扱いについては細かく定めて、従業員全員にルールを守ってもらう工夫が必要でしょう。

テイクアウトを成功させるためのコツ

新型コロナウイルス感染症で売上が大幅ダウンした店は少なくありませんが、その中でも変化する環境に上手く適応できた店が生き残れるでしょう。

 

事実、「コロナ禍においてどのような飲食店サービスを利用したいか?」という問いに対して、テイクアウトやデリバリーを挙げた客が多くいます。その数は、通販よりも多いため、今まで店舗営業のみだった店にとっては新たなビジネスチャンスと捉えることもできます。

 

そこで、テイクアウトやデリバリーを成功させるコツをまとめてみます。スマホやパソコンで料理や飲み物をチェックして、注文したくなった客を逃さないのが大事です。

アプリやSNS、Webを使う

コロナ禍において、とりわけ都市部に住んでいる人のあいだでテイクアウトアプリが急速に普及しています。具体的には「menu(メニュー)」や「PICKS(ピックス)」「LINEポケオ」などがあり、アプリ上で事前にテイクアウトしたいメニューを予約するとスムーズに受け取れるシステムです。

 

また、InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを活用している店も少なくありません。情報の登録や更新にあまり手間がかからず、無料で利用できるのが人気の理由です。

 

2つ以上のSNSを併用している店も多く見受けられます。また、SNSは毎日更新するのが大事です。

 

さらに、ホームページやブログを活用してテイクアウトの売上アップを実現した店もあるのでWebも有効的に使いましょう。クーポンを発行したり料理の細かい説明ができたりしますし、客は、料理画像やおすすめメニュー、割引情報などが気になっているようです。

 

いつ収束するか分からないコロナ禍において、アプリやSNS、Webの有効活用は重要なことだといえるでしょう。

テイクアウト代行サービスを活用する

テイクアウト・デリバリーをする人員がいないという場合、代行サービスを活用するとよいです。有名なところでは、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「出前館」があります。

 

利用可能エリアは拡大傾向にあり、配達しているところを街で見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。初期費用やサービス料金がかかりますが、それでもなお売上アップを果たせた店は多くあります。

まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響で大きな痛手を負った飲食店は少なくありませんが、これも新たなビジネスチャンスだと前向きに捉えた方が賢明かもしれません。

 

詳細は管轄の保健所に問い合わせる必要がありますが、基本的には店内と同じ商品を売る場合は新たな許可が不要でコストがかからないのがポイントです。無料で開設できるSNSやブログで売上アップを目指してみませんか?